副鼻腔炎(蓄膿症)の症状と治療

当院の診療方針について

当院の診療方針について

副鼻腔炎という名前は最近でこそ、耳にすることがあるかもしれませんが、俗に言う”蓄膿(ちくのう)症”とほぼ同じであると考えていただくとよりイメージが湧きやすいと思います。
いわゆる”膿が蓄積されている”状態が蓄膿であり、それが、なんと顔の中に溜まってしまう疾患を称します。
では顔の中のどこに溜まるのでしょうか?それが副鼻腔という、本来洞窟状になっているほらあなに溜まってしまうのです。
副鼻腔は正常時においては骨で囲まれた空洞に空気がたまっている状態なのですが、そこに膿が置換されてしまっている状態なのです。
その膿さえ取れてしまえば元のすっきりした状態にもどるのですが、膿が出てくるためには 鼻の通り道と副鼻腔という”ほらあな”との通り道を広げてあげないといけません。その通り道を改善するのが鼻の処置と考えていただければと存じます。

以下当院の方針をご説明いたします。

手術加療は勧めず、できるだけ薬物および鼻処置治療での改善を目指します。

当院に来られる副鼻腔炎の重症度は様々ですが、最近の抗生物質の発達により、慢性化する副鼻腔炎は減少傾向にあります。
また鼻ポリープを合併している患者さんも同じく減少してきており、以上を鑑みますと患者さんの社会的負担も考慮してできる限りの処置通院での改善を目指しております。

通院回数は個々の症状に合わせて最大限ご負担のないように配慮いたします。

旧態依然とした治療では目安を特に知らせずに漫然と通院を強いられてきた患者さんも多いかと思います。
「患者さんが自分の疾患のことを十分に理解してこそ治癒率が向上する」と我々は考えておりますので、途中経過も含めしっかりとお伝えしたうえで、処置通院必要性があるのかを十分に確認させていただき、お話させていただいております。治療方針に関しましてはどうぞお気軽におたずねくださいませ。

梅華会グループ 理事長 梅岡比俊

我々は鼻の処置治療の必要性は十分に認識しており、処置中は少々痛みが出るかもしれませんが一日も早く治す為であることご理解くださいませ。

副鼻腔炎を起こしているということは
①鼻の中の粘膜が腫れている
②鼻水が粘性・黄緑色になっていることが多い

以上2点があり、どうしてもご自身で鼻をかんで出そうにも鼻水がでてこないこ
とがあります。
まして幼少時には鼻をかむ要領も心得ていませんので余計に鼻水がでてきません。
鼻水は外にだしてしまうことで治療期間を早めることができますので、どうして
も鼻の処置は必要であるという認識のもと、当院にては積極的に鼻の処置をさせていただいております。決して気持ちのいいものではありませんが、患者さんにおかれましてはどうぞご理解賜りますようどうぞよろしくお願いします。

ページトップへ戻る